子育てと親の成長
人は青年期になるころには、自身がかつて乳幼児であったというということを次第に忘れてゆく。あるいは心理的にはそれを認めるのを避けるようになる。だが、子育てをする中で、自分の子供のお乳、下の世話などをすることで、自分のかつての姿を素直に理解できるようになる。
子供が幼稚園児・小・中学生へと成長する過程で粗相や失敗をする毎に、親として関係者や先生に対して謝罪する場面も多い。人は、自分自身の失敗だけでなく、自分以外の存在の分まで自分のこととして引き受けて謝罪することにより、幼い思考形態から大人の思考形態へと変わるきっかけをつかむことも多々あり、意識が小さな自我から、大きな社会的なものへと広がってゆく例は多い。
子供を育てることによって初めて自分の親のかつての気持ちが理解できるようになることは多い。また、子育てをすることによって、自分が、自分の親を、親としての役割からしか見ようとせず、人間的な様々な面を受容しようとしていなかったことに気づく人も多い。つまり、親も、親ではあっても、それ以前にひとりの人間だったのだ、ということに気づき、それによって自身の成長へとつなげる人もいる。
戦後の日本の核家族化が原因で、しつけや家庭教育に問題が生じていることがよく論議にあげられる。 2世代、3世代が大家族で暮らしていたころは、育児のノウハウもごく自然に同じ屋根の下で引き継がれていたが、近年の核家族化により家族は分断され、子育てのスキルを容易に獲得できず不安になる親の姿が見られ、それに応える形で、子供の養育・しつけ・家族と学校の関係、受験などのテーマを親子の関係に焦点をあてながら論じるマニュアル本や雑誌が、数多く出版されている。
子育てのストレス等から、親が子供を虐待してしまうケースもある。また、"しつけ"の行き過ぎから同様のケースになる場合もある。
日本では、戦後あるいは高度成長期に経済優先の風潮になるとともに学歴社会化した中で、子供の教育については、全人格的な教育や子供本人の希望や生きる喜びという観点が脱落しがちになり、物質主義的な視点から、収入に直結したり大組織に採用されやすい学歴をつけさせることにばかり関心を持つ人が増えるという事態も起きた。「子育て」というテーマについて反射的に「子育てにかけるコスト」「投資」「回収」などといったビジネスライクな言葉を結びつける人が増大し、そのような表現を自分の親から面と向かって聞かされる子供らの中には、親の愛情に対する根本的な不信感が芽生え、陰に陽に悪影響が出ている事例も多い。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
育児は育自とおしゃるかたもいますね。子育ては何かを考えさせられますね。
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